デジタル簡易無線登録局をイベントで使ってみた

先日、デジタル簡易無線登録局のトランシーバーをイベントで実際に使う機会がありました。

レジャーでトランシーバーを使うことはあっても、イベントで業務のサポートのために使うのは初めての経験でした。

そして、やっぱりトランシーバーは、あるとかなり便利なことが実感できました。

 

販売イベントで

販売イベントで使用しました。

商品の売れ行きによって適切に在庫を運ぶ必要があるのですが、販売場所が2階、在庫場所は地下1階と結構離れているので、適切な在庫管理がとても重要になってくる状況です。

当初は、販売スタッフを適宜地下に派遣して在庫を補充する計画を立てていましたが、販売スタッフが予定よりもあまり多くなく持ち場を離れることができない状況になりました。

そこで、トランシーバーの登場です。

その他、スタッフの休憩の誘導や納品などの対応など、不測な事態にもすぐに関係者同士が連絡を取ることができ、とて便利に使うことができました。

地下1階と2階との通信も問題なく

当初は地下1階と2階でトランシーバーが更新できるかどうか不安があったのですが、物は試しと使ってみたら、大きな問題もなく通話できました。

時々感度不良なことがありましたが、全然通信できないということではなく、ちょっと移動すれば問題ないレベルです。

ちょっと低い周波数で5Wという高い出力ということで、地下1階から2階まで問題なく通信できたのでしょう。

デジタルだから通話にノイズが乗ることもなく、普段トランシーバーを使ったことがない人でも穴進して使えるのが嬉しい点です。

最低限UCコードは設定しよう

繁華街でしたので混信を気にする必要がありましたので、チャンネル選択は無線に慣れていない人が使用する傾向の強い1chと呼び出しチャンネルの15chは避けたうえで、万一他の人の通信が聞こえてしまっても混乱しないように、UCコードも設定しました。

業務の利用でもUCコードを使用しない人は多いですが、トランシーバーに慣れていない人は、別の人の通信が聞こえると大混乱を起こしてしまいますから、最低限UCコードは設定しておきたいところです。

デジタル簡易無線登録局はレンタルもあり手軽

デジタル簡易無線の登録局は有資格者がいなくても使用でき、また、使用するために免許が入らないことから、レンタルなどでも使用することができるので、回数が多くないイベントでも手軽に使用することができます。

使用したのはKENWOODのTPZ-D553という、5W出力だけどコンパクトなトランシーバーで、女性とか子供とか、小柄な人が使っても全く違和感のない形状が嬉しいですね。

 

受信マニアがトランシーバーの便利さを実感!

今までイベントでのトランシーバーの使用は、受信ばっかりで外部からの観察ばかりでしたが、自分が実際にイベントで使ってみて、その便利さを実感することができました。

こんな便利なものをなぜ使わない!という感じですが、まあ、本体の価格が1台3万円程度ではおいそれとは購入できないのも確かです。

メーカーが違っても更新できるぞ

そんな時は、レンタルなら案外安価に借りることができるので、一度騙されたと思って使ってみてはいかがでしょうか。

ちなみに、デジタル簡易無線は登録局という種類で規格が統一されていますので、どこのメーカーのトランシーバーでも、問題なく通信することができます。

業務で日常的にトランシーバーを使っている人でも、モトローラならモトローラ、スタンダードならスタンダード(スタンダードは無線機のブランドの一つです)しか使えないと勘違いしている人がいます。

実際にはブランドやメーカーが違っても、同じ規格、デジタル簡易無線なら登録局同士、免許局同士なら問題なく通信ができます。

いつもは2台だけ、イベントの時はレンタルで台数を増やす、なんてことができます。

 

まとめ

ぜひあなたのイベントでもトランシーバーを使ってみませんか?

デジタル簡易無線なら、出力もが大きいのでビルの中でも通信できて安心です。

レンタルなら、通信できるかどうかの相談にも乗ってくれて、場合によってはテスト用の機材を無償で貸してくれるから安心です。

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