登山でトランシーバー

登山でトランシーバーを使う人が増えています。

仲間との連絡や非常時の連絡用としてトランシーバーを利用するケースが多いようです。

山の上では携帯電話が使えない

実は携帯電話は山の上で使えない場合が多いのです。

これは、携帯電話の無線システムの特性故の減少です。

基地局がたくさんだと迷っちゃう

携帯電話は携帯電話の基地局を利用して通話を行います。

一つの携帯電話に対して一つの基地局が対応します。

携帯電話と基地局は様々なデータをやりとりしています。

例えば相手の携帯電話番号や相手の音声などです。

このようなデータを携帯電話と基地局の間でやり取りをして、携帯電話の通話ができるようになっています。

山の上に行くと電波がよく飛ぶようになって、たくさんの基地局と更新できるようになります。

携帯電話からすると、どの基地局を選ぶのか悩んでしまう環境です。

基地局とやり取りをする電波がたくさんの基地局で埋められてしまうため、どの基地局とデータのやり取りをしたらいいのか、携帯電話が迷ってしまいます。

また携帯電話の電波は、ラジオの電波とは違う電波を使っていて、建物の影に隠れるとすぐに電波が届かなくなってしまいます。

それでも街中では携帯電話が使えますが、それは街中に携帯電話の基地局がたくさんあるからです。

谷底に電波は届かない

しかし山岳地域は、携帯電話の基地局を建てられるような場所がなかなかなく、またもし建てられたとしても利用者が少ないため、建てる費用をあまりかけられなく、携帯電話の基地局が少なくなっています。

ですから、山腹や谷中に入ってしまうと携帯電話が意外と使えなくなってしまいます。

何れにしても登山の時は携帯電話がなかなか使えない状況になっています。

トランシーバーは基地局が必要ない

トランシーバーは、基地局を使わないので、携帯電話のように山の上でや谷底で通信ができなくなることがないのです。

直接電波をやり取りするから

トランシーバーは、電波をトランシーバ同士でやりとりしていますので、相手が電波の届かない範囲に行かない限り交信ができます。

電波が飛びすぎてかえって携帯電話がつながりにくいような山頂では、電波がとてもよく飛ぶので快適に遠くのトランシーバーと交信ができます。

もし遭難などの非常事態が発生した場合は、なるべく電波が飛びやすい山頂とか尾根に出て電波を出せば、かなり広範囲に電波が届くので誰かしらに非常事態を知らせられます。

近距離の仲間通しの通信に便利

もちろん仲間同士の連絡にもトランシーバーは大活躍します。

谷の中に入ると携帯電話通話できなくなりますが、トランシーバーなら直接電波が届けば、たとえ谷の中であっても問題なく交信ができます。

ちょっと遅れ気味の人に合わせてパーティーのスケジュールを遅らせて全体のスケジュールがきつくなるより、遅いひとは遅い人のペースで行動し、早い人は先にテント場に到着して遅い人のサポートをする、そんな連絡がトランシーバーで常に連絡が取れる状態であれば安心してできるようになります。

山小屋の連絡手段に使われる場合も

デジタル簡易無線は、山小屋の連絡手段として使われる場合もあります。

携帯電話を使っている山小屋もありますが、やはり山の上では携帯電話が使いにくいという問題もあり、北アルプスなどの山小屋は、緊急時などに近くの山小屋に連絡が取れるようトランシーバーを置いているところが増えてきました。

小規模な山小屋はデジタル簡易無線で連絡を取り合って、何か大事な連絡があれば大規模な山小屋に連絡して衛星携帯電話で関係各所に連絡する、そんな実態になっているようです。

登山者がデジタル簡易無線を持ち込めば、直接山小屋に連絡できるようになるので、北アルプスなどのシビアな環境での登山では今後デジタル簡易無線の活躍の場が増えそうです。

登山は荷物をなるべく軽くしたいので・・・

ただ、正直なところ今の所登山者にトランシーバーはあまり普及していないようです。

登山の荷物はなるべく軽くしたいので、非常時にしか使わないトランシーバーは持ちたいという気持ちにはならないのかもしれません。

とにかく使ってみよう

トランシーバーを使った経験がないので、その効果をご理解いただけていないと思います。

ここはぜひ、次の山行にはレンタルでトランシーバーを借りてみて、いろいろと試してみてはいかがでしょうか。

山行でトランシーバーを使うと結構便利ですよ。

とりあえずレンタルで

次の山行でトランシーバーを使ってみませんか?

考課がどれくらいかわからないから不安という方は、とりあえずレンタルで借りてみてみましょう。

デジタル簡易無線はレンタルで借りることができるので、安価にトランシーバーの考課を試すことができるので便利です。

まずは、無料見積りをしてみましょう。