青春18きっぷで小海線の旅 その1

7月末に神戸に旅行に行った際、ムーンライトながらと青春18きっぷを使ったのですが、ご存知の方も多いと思いますが、青春18きっぷは1枚で5回利用できます。
神戸からの帰りは夜行バスを利用したので、また残り4回もある、ということで、妻と二人で長年の懸案だった小海線に日帰りで乗ってきました。
混んでいる夏休み期間を避け、9月に入ってすぐに出かけることにしました。

北回りルートで小海線にアプローチ

通常の場合、小海線を利用する場合は、まずは中央本線を使って小淵沢に行くと思うのですが、旅行した日が平日ということもあり、新宿から直通の快速電車は走っておらず、小淵沢に行くためには何回も乗り換えなければならないため、王道ルートでは席を確保するために走るなどをする必要が出て来る可能性もあるし、埼玉に住んでいるからということもあり、北回り、つまり小諸から小海線に乗ることにしました。

残念ながらJRは途中で途切れている

残念ながら、JR線は途中の横川まで。
新幹線ができるまでは、横川から軽井沢までも鉄道が走っていました。
相当の難所で、電車も機関車2両をつかしないと峠越えができず、新幹線開業と同時に廃線となってしまいました。
軽井沢から先は、新幹線ができた時に第三セクター化されていて私鉄になっています。
でも私鉄ですから、青春18きっぷは使えません。
しかし、横川から軽井沢までバス、そこからしなの鉄道利用も魅力的に思えたので、別途料金を支払うことにしました。

峠のスペシャリスト

横川からのバスは、碓氷バイパスを走ります。碓氷峠を走るだけ伸ばすですから、いわば峠のスペシャリストということになりますでしょうか。
ダイヤによってはバイパスではなく旧道を通り、昔の鉄道路線にある通称「めがね橋」などに行くこともできますが、時間のロスが大きくなります。

バスとしなの鉄道を乗り継ぎ小諸で小海線の乗車

小諸からやっと小海線です。
9月に入ったせいなのか、それとも小海線の人気は下火になったのか、小諸発の列車はガラガラです。
途中、新幹線の乗り換え駅である佐久平からの乗車はありましたが、それでも混雑してどうしようもないという感じではありません。

突如、臼田駅で下車

とりあえず野辺山か清里あたりに行って下車して駅周辺の観光をしようと思ったのですが、妻が突然、臼田駅近くに美味しい鳥料理の店があると騒ぎ始めました。
どうも、BS-JAPANで毎週放映されている「各駅停車 聞き込み発見旅」で、つい最近小海線が特集されたようなのです。
とり料理といえば自分も大好きなので、ならばちょっと降りてみようかと。
青春18きっぷの旅は、ともするととにかく先に行くことばかり考えてしまいますが、本来各駅停車の旅は、沿線のいろいろなもの楽しむべきかと思います。

佐久名物「鳥のむしり」

早速テレビで紹介された店に向かってみましたが、なんと臨時休業。
ならばと姉妹店に向かってみましたところ、こちらも臨時休業。その横ににある「元祖鳥のむしり」と書いている店も、入り口に張り紙こそありませんでしたけど、確認したところ料理は出せないとのこと。
9月に入り観光客もいなくなるとこんなものかと思いつつ、でも、ここは観光地ではないはずと気を取り直し、街中を探索。
すると、ありましたありました。
「島忠食堂」

メニューにもちゃんとむしりがあります。
せっかくだから、むしり定食を食べてみました。
デーンと、鳥一羽分を焼いてあります。

かなり量が多く、一瞬定食にしたことを後悔しましたが、結局全部平らげちゃいました。
カリカリに焼いてあって、味は濃すぎず薄すぎず、絶妙なところ。
すっかり満足したのでした。

臼田駅周辺には他にもいろいろとあるらしいが

臼田駅は日本酒の酒蔵もあるようですが、この日はたまたま前日にお酒を飲みすぎたためにお酒を飲む気にならず。味は不明です。

続く・・・

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