航空自衛隊のレーダーサイトの近くでUHFエアバンドを聞いて見る

自家用車でもUHFエアバンドが聴けるよう、クルマにICOMのID-4100を積んでみました。

ID-4100って?

アマチュア無線機ですが、UHFエアバンドの感度が良く、今のところ日本で買える車載型のUHFエアバンドが受信できる無線機としては一番使い勝手が良い機種です。
UHFエアバンドの感度が良いのと、受信した電波の音声、周波数、時間などが記録できるという、ICOMが販売しているハイスペック受信機であるIC-R8600と同じ機能を有しています。
無線機に内蔵時計はGPSで補正されるという、一昔前であれば、プロ用の機器にしか搭載していない機能もあります。
これで実売価格が3万円大なんだから、ほんといい世の中になったものです。
ただし、アマチュア無線機ですので、利用するためにはアマチュア無線の免許が必要です。
もちろん私はちゃんと免許を取得したうえで、マイカーに設置しています。

ID-4100でドライブ中はUHFエアバンドざんまい

ID−4100を搭載して、ドライブ中は常にUHFエアバンド、特に航空自衛隊のレーダーサイトと飛行機との無線交信を聞いています。
ID-4100は本体が小さい上に操作部分と本体を離して使うことができるので、さまざまな装置が乗っていて空きスペースが少ない今時のクルマの運転席にも、運転に支障のない場所に簡単に無線機を設置することができます。

さまざまな場所でUHFエアバンドを聞いてみた

クルマという機動力を生かして、さまざまな場所でUHFエアバンドを聞いてみました。
特に、自衛隊のレーダーサイトがある場所に行けば、普段なかなか聞くことができないレーダーサイト側の無線も聴けると思ったのです。

レーダーサイトだからといって通信が常に行なわれているとはかぎらない

今回近くに行ってみたレーダーサイトは次の3箇所です。

  • 網走
  • 根室
  • 経ヶ岬

正直に言えば、カミさんと一緒の旅行のついでにレーダーサイトの近くまで行ってみたという感じなんで、多くのUHFエアバンドファンが期待するような場所に行けていません。

網走や根室では何も入感しない

残念ながら網走や根室では、なんの通信も聞くことができませんでした。
天気が悪かったということもあるかもしれませんが、全くなんの通信も聞くことができなかたのです。
北海道では、千歳に近づくにつれて、おそらく千歳基地に所属する戦闘機の訓練であろう無線を聞くことができました。
太平洋沿いを走っていたにもかかわらずレーダーサイト側の通信が聞こえてこなかったので、レーダーサイトは襟裳岬じゃなかったのかもしれません。
結局のところ、レーダーサイトがあっても、訓練空域が近くないとあまり通信が行われていないということでしょうか。

興奮の経ヶ岬

京都府の経ヶ岬では、状況が一変しました。
小松基地所属の戦闘機との交信が、レーダーサイト側も強く入ってきます。
小松基地から離陸した戦闘機は、日本海上空で訓練しているのですね。
経ヶ岬以外にも日本海側にレーダーサイトはいくつかあります。
他のレーダーサイトとの交信がどうなっているんか、興味深いものがあります。
レーダーサイトも戦闘機も明瞭に受信できたのは、あまりない体験でしたので興奮してしまいました。
米軍も通信も受信できましたので、京都府の日本海側のUHFウエアバンドは、結構賑やかなようです。

単にドライブの時に受信した結果だけど

上にも書きましたが、この結果は、たまたまドライブで通った時の結果です。
もしかしたら、各レーダーサイトの近くで長年受信活動をしている方がいらっしゃるとしたら、また違う感じになるかもしれません。
今後も、平日にドライブするときは、UHFエアバンドを聴きながら走りたいと思います。

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