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販売を待ち焦がれていたIC-R30をとうとう購入してしまいました。自分としては初めて、販売開始のニュースとともに販売店に電話をして、販売店ではまだ情報がないにも関わらず強引に予約してしまったぐらい、いまの自分の受信生活にはどうしても必要な受信機だったのです。
購入理由
私の現在の日常的な受信環境は、自宅では主に航空無線を聞いていて、外出時は航空無線と簡易無線を受信うるという感じです。
外出時に受信する場所は、車の中か航空祭やお祭りやスポーツなどのイベントでの受信が主です。
こんな状況なので、VHF、UHFの航空無線が受信できかつ録音できることと、イベントでの受信では、最近はデジタル簡易無線の利用が増えてきているので、どうしてもデジタル簡易無線を受信したいという状態でした。
デジタル簡易無線は、従来のアナログ簡易無線のように免許が必要なものと、登録さえすれば使えるものとがあり、登録タイプは手軽に利用でき、また、レンタルでも使えることから、従来は無線機を使っていなかったイベントでも無線機を使うようになり、実は、無線の利用は増えてきているという実態があり、ぜひデジタル簡易無線を受信してみたかったのです。
とりあえずのインプレッション
受信感度は問題なさそう
まだ購入してからあまり触っていないのですが、早速自宅のアンテナに繋いで、いつもの局を聴いてみました。
一番気にしていたのはUHF、特にローUHFの感度です。全機種のIC-R20は、UHFエアバンドの感度がとても悪いということで、録音機能がついていたにも関わらず、UHFエアバンダーには全く見向きもされなかったという経緯があります。
ということで、早速いくつかのチャンネルを聴いてみた限りでは、特に問題となるような感じではありませんでした。
230MHz付近と290MHz付近をIC-R8600と聴き比べてみましたが、感度では特に遜色ないどころか、IC-R30の方がちょっと良い感じです。
どうもUHFエアーバンドでは、特に大きな問題はなさそうな感じです。航空祭に持ち出して無線を録音することに重宝しそうです。
もっともUHFエアーだけに関していえば、ユニデンアメリカのBCD436HPでもUHFエアバンドの録音には対応したいたので、特段IC-R30がすごいというわけではありませんが。
デジタル簡易無線も問題なく復調できる
デジタルは簡易無線も少し聞いてみました。もっとも自宅周辺は住宅地で、簡易無線を使うような事業所が多くありませんが。
ということで、今のところ免許許可しか聴いていませんが、デジタルの復調とかは問題ありません。ちゃんとUCコードも表示されますし。
UCコードスケルチがあるので、多くの局が受信できてしまうイベントで、特定の局だけの受信に役立ちそうです。
残念ながら、デジタル簡易無線の2波同時受信には対応していませんが、大きなイベントでは、未だアナログの簡易無線も多く利用されているので、2波同時受信のメリットは結構大きいと感じています。
外見など
まず、一見すると無線機らしくないデザインですが、アイコムがアメリカで販売している業務無線機と同じ外見ということで、外見の印象とは異なり、なかなかしっかりとできている感じです。大柄に見えますが、実際は結構コンパクトにまとまっています。
同梱物に充電池とスタンド型充電器があるので、買ってすぐに(充電は必要ですが)使えます。
同梱のスタンド型充電器は結構大柄ですが、本体はUSB充電に対応しているので、旅行に行く時の荷物が少なくなるのがありがたいです。モバイルバッテリーからの充電にも対応しているというのもいいですね。
持ち出したくなる受信機
以上、IC-R30の簡単なインプレッションでした。コンパクトだから、毎週末はイベントにどんどん持ち出して使ってみようと思います。
BCD436HPも結構気に入っていたのですが、IC-R30の方が一回り小さいしデジタル簡易無線も聞こえるしで、持ち出す機会が増えそうです。
新しいデジタル受信機の販売が目白押しでワクワク
4月中旬にはAR-DV10が発売される予定で、6月には日本での販売ではありませんが、ユニデンアメリカのSDS100が発売される予定で、受信マニアとしては嬉しいけどお財布に厳しいことになりそうです。