やっぱりトランシーバーは便利なのか・・・

東京消防庁の消防署内の活動用のための無線システム、いわゆる署活系という無線はまだまだアナログのトランシーバーが使われているわけで、先日都内に行った際に聞いてみたところ、意外と交信があったびっくりしたわけです。

通信内容の詳細はここでは記すことはできませんが、意外と簡単なイベントでもトランシーバーが使われているので、かなり意外でした。

というのも、地元の消防署にも署活系の割り当てがあるのですが、一週間聴き続けても1回ぐらいしか交信がなかったので、たぶん火事や災害の時にしか使わないのだろうなという思いが強くて。

もし、使う頻度がそんなに多くないのだとしたら、消防の署活系って何のためにあるのかな、という疑問があったのですが、少なくとも東京消防庁では有効に活用されているようです。

学校や町内会での消防訓練に参加する際には、署活系トランシーバーをちゃんと持って行くのに一度も使っているのを見たことも聞いたこともない状態で、本当に使っているのか疑問だったのですが、少なくとも東京消防庁ではそれなりに使っているようです。

簡単な調査の結果報告とか、活動の指示だとか、そんなこと携帯電話で報告したっていいんじゃないの?って内容もトランシーバーを使っていました。

昔、携帯電話がなかった時代は、警察で使われている署活系無線は署内のインターホンみたいな感じになっていて、署内にいる同僚を呼び出すとか、電車が通過している踏切の向こうとこっちで会話するとか、署内からパトカーへ弁当を注文してもらうなどに使われていましたが、今は携帯電話がありますから簡単な通話は安全確実な携帯電話を使うものと思っていましたが、必ずしもそうではないようです。

携帯電話は話をするためにはとにかく電話番号をダイヤルしなければいけませんが、トランシーバーならマイクのスイッチを押して話すだけで会話ができるわけで、手軽に会話できるので便利なんでしょうか。

簡単な連絡、短い連絡は相手が通話できる範囲にいることが確実なのであれば、携帯電話よりトランシーバーの方が手軽で使いやすいということなのでしょう。

このあたりは消防や警察などの官公庁ばかりでなく、民間の業務でも同じようなことが言える気がします。

今は無資格でもある程度の距離に電波が届くデジタル簡易無線があるので、今までトランシーバーを使っていなかった業務の人たちも手軽に使うトランシーバーがつかえるようになりました。

ぜひ、消防署や警察のように、トランシーバーをインターホンがわりに活用して、仕事やレジャーを楽しく効率的にして欲しいものです。

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