今週末もJリーグが行われます。
2017年シーズンからJリーグの中継はDAZNというインターネット中継でされているのはみなさんご存知の通りですが、開幕戦は様々なトラブルがありました。
特に他のJ1チームとは違う日程の日曜日に放映されたガンバ大阪Vs.ヴァンフォーレ甲府戦は、全く試合が中継されないという事態になりました。
DAZNは記者会見を実施
DAZNは記者会見を実施し、中継が不可能だった理由を明らかにしました。
様々な報道機関により報道された記者会見の内容をまとめれば、配信できなかった原因は以下はような理由のようです。
不具合原因
- J2全試合終了後、見逃し配信のため映像編集作業を自動で開始(試合開始前と終了以降をトリミングする)
- 自動化するツールによる作業が想定外の負荷がかかり、Jリーグ放映全体のデータベースを破損。この結果、Jリーグ配信のプラットフォームに障害が生じた
当面の対策
- Jリーグ配信のプラットフォームを再構築
- システム負荷の軽減のため、トリミング作業をツールを使わず人海戦術で行う
次節は川崎フロンターレVS.サガン鳥栖が要注意
次節の中継でアクセスが集中しそうなのは、日曜日17時キックオフの川崎フロンターレVs.サガン鳥栖でしょうか。
17時キックオフでJ2リーグも含め他にJリーグの試合はスケジュールされていないので、Jリーグサポーターのアクセスが集中する可能性が高いです。
DAZNの対策がきちんと機能するのか、その他の問題は発生しないのか、注視したいと思います。
他にもトラブルたくさん
映像画質が・・・
中継ができなかった、という根本的な問題の陰に隠れてしまっていますが、開幕戦では、中継できたカードでも、中継が途切れがちだったり画面にノイズ出まくりで、ゴール前の肝心なシーンになると良く見えなくなるなどが頻繁に見られました。
これらを見る限りでは、およそスポーツ中継というレベルではありません。
画質はユーザー要因?
DAZNの記者会見では「画質はご家庭でお使いのブロードバンド環境に制約される」としているようです。
我が家ではAmazon Fire Stickを利用し21インチのテレビで視聴していますが、前節の中継はSD画質でしか見ることができませんでした。
本当にユーザー要因なの?
しかも、J2視聴中の一部時間帯は、ブロックノイズや映像が残るようなノイズが出まくりました。
無線LAN環境でインターネットのスピードを測定すると20Mbps以上は出ている環境で、です。
これは、AmazonのFire TV Stickの問題ということなんでしょうか。
しかし、Fire TV Stickで見られるたのビデオはみんなHD画質で見られているんですが。
もしFire TV Stickに問題があるのであれば、機器を速攻で買い換えるんですが。
安かろう悪かろうを選択したのは視聴者ではない
確かにDAZNは安価です。
DAZN for docomoでは、ひと月980円と、スカパーのJリーグ契約の1/3以下の金額で観ることができます。
しかし、ユーザーに選択肢はありません。
この4倍の金額を払ってでも、質の高い中継を見たいという選択肢はありません。
全くもってユーザー不在、顧客本位ではない状態です。
インターネット放送に監督官庁はないのか?
インターネットによる中継ですから、厳密には「放送」ではないでしょう。
「放送」であれば、日本であれば総務省の許認可が必要です。
もし、放送がお金を取るに足りない質であれば、総務省が許可取り消しを盾に即座に改善を促すものと思います。
しかし、インターネットによる中継の場合、契約し料金を支払っている一個人しか監督者はいないのかもしれません。
あまりにもひどい事態が続く場合は、有料契約ですから、公正取引委員会とか消費者センターなどが出てくると思いますが、一人一人がツイッターやブログで騒ぐだけでは、おいそれとは動くことはないのかも知れません。
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