新しいデジタル受信機を購入

「デジタル無線を聞いてみたい」で、デジタル無線が受信できるとして紹介した二つの受信機のうち、ICOMという会社のIC-R8600を購入してみました。
スペクトラムアナライザのついた結構高価な受信機で、清水の舞台から飛び降りる気持ちでした。

IC-R8600のざっとした印象

通信型受信機の趣き

しばらく使って見ての印象。
これは受信機だな、という感じです。
AORのAR-DV1は、様々なチャンネルをつぎつぎと受信していく、アメリカで言われているところの”スキャナー”という感じですが、IC-R8600は落ち着いて電波を聞くことを想定した、専門用語で言う所の通信型受信機という趣です。

機能はスキャナーとしても優れる

この受信機でも警察無線や消防無線はもちろんのこと、JRやタクシーの無線も聞くことはできないので、何を持って総合的というのかという指摘を受けるかもしれません。
しかし、オプションのメモリー管理ソフトCS-R8600を利用すると、従来の受信機、スキャナーにはない、応用度の高いメモリー管理ができ、スキャナーとしてもかなり使い勝手が良くなります。

ミリタリー航空無線の受信にかなり便利

自分の好きな無線分野に、ミリタリー航空無線があります。
航空無線は、民間の場合はそのほとんどが航空管制官との通話になりますが、ミリタリーの場合、飛行機同士とか指令所とかの通話も多く、聞いていて興味深い通話が多くあります。
ただ、そのどれもが非公開のチャンネルで通話されていて、通話されているチャンネルを自分で探す必要があります。
しかも、その範囲は民間の航空無線のように限られた範囲ではなくかなり広範囲にわたり、その他の業務で使用しているチャンネルとかノイズとか、目的外の不要なチャンネルがたくさんあり、探索はかなりの根気が必要になります。
従来は、パソコンなどを使った探索システムもありましたが、OSのアップデートとともに今はそういったシステムはなくなり、平日昼間に通話が行われることが多いミリタリー航空無線を楽しむことは、社会人にはなかなか難しいことでした。
IC-R8600は、かなり気の利く録音システムとメモリー管理機能チャンネルを搭載しており、昼間中スキャンさせておくことで、かなりの不明なチャンネルを発見できるようになります。

CS-R8600で不要なチャンネルを簡単に管理

不要か不要でないか、1日のスキャン結果を録音システムで確認することができます。
録音記録には、時間と周波数が記録されるので、これにより不要なチャンネルを特定し、次回以降スキャンの対象から外すよう設定できます。
こうしてメモリーの特定バンクを不要ちゃんなるだけにしてスキャン対象から外すことで、不要チャンネルをきちんと管理できるようになります。
また、既知のチャンネルすら未知のチャンネルを探すには邪魔になりますが、IC-R8600では、既知のメモリーチャンネルに登録してあるチャンネルをスキャンの対象から外すことができます。
これにより、未知のチャンネルのみに集中することができます。

録音機能が秀逸

録音機能は、どのチャンネルに何時何分に録音されたのかまで記録することができます。
ですから、不明なチャンネルで録音された通話がミリタリー航空無線なのかそうでないのか、帰宅してその日の記録をチェックすると、簡単にわかるようになったのです。
私はIC-R8600を購入してから3ヶ月ほどで、ミリタリー航空無線の新しいチャンネルを20個以上も発見することができました。

最近のICOMの無線機は録音機能が秀逸

最近のICOMの無線機には、すべて録音機能が搭載されています。
機能はIC-R8600と含めすべて同じ。
一通話毎にファイルが作成され、そのファイルに受信チャンネル情報、時間、GPSが搭載された受信機は場所まで記録されます。
発売がアナウンスされているIC-R30は、デジタル無線受信機能としてはAORが発表した新商品より見劣りしますが、受信記録機能はかなり秀逸なものが搭載されています。

発見したからどうなんだ

これって宝探しと同じような感じです。
宝探しは、探している時が一番面白い。発見してしまったら、とりあえずそこでおしまい。
電波法の絡みもあり、残念ながら広く一般に詳細結果を発表することはできません。
通信の内容は、映画「トップガン」のような内容を聞くこともできかなり面白いとは思います。
あと、周辺の自衛隊や米軍の動向が、無線という面から大雑把な傾向がわかるようになります。

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