デジタル無線にはそれなりにメリットが多く、監督官庁である総務省も数年後には全部デジタル無線にするように指導していることもあり、今、いろいろな業務無線がデジタル方式に移行しています。
業務無線どころか、レジャー用に無免許で利用できる無線ですら、どんどんデジタル無線に移行しています。
デジタル無線を聞くためには、従来の無線機では全くダメで、デジタル専用の機械を導入する必要があります。
デジタル無線を聞くためには対応した機械を新たに購入する必要あり
デジタル無線は、今までのようなアナログ無線の機械では聞くことができないので、デジタル無線を聞くための機械が必要になります。
デジタル無線を聞くことができる機械
デジタル無線を聞くことができる機械の選択肢は、実はそれほど多くなく、普通に買える機械は今のところ2機種のみです。
どんなテジタル無線が聞こえてくるのかな
今回、AORという会社のAR-DV1という機械を購入してみました。
聞こえるデジタル無線は次のとおりです。
聞くことができる無線
聞くことができない無線
なお、従来のから使われているアナログの無線は、使っている周波数さえわかれば問題なく聞くことができます。
イベント会場に持ち出さなきゃならないのだ
イベントで使われる無線を聞くためには、機械をイベント会場に持ち出さなきゃ意味ないんですよね。
今回購入した機械も含め、日本では今の所持ち歩くために設計した機械は販売されていません。
この夏に、やっと手で持てるタイプのデジタル無線が受信できる機械がメーカーから発表されました。
しかし、実際に購入できるようになるのは、半年ぐらい先でしょう。
アメリカではすでにハンディタイプの機械も販売されているんですが、日本とは無線の規格が違うんで聞くことができません。
ということで、家に機械を置いていても、何せ自宅は住宅街なんで聞こえる無線は限られてきますので、機械の購入は見送っていました。
為せば成る!モバイルバッテリーで持ち出す
ところが、ポケモンGOの人気のせいか、今はモバイルバッテリの発展がすごいです。
ノートパソコンように大きな機器をどうさせることができるモバイルバッテリが販売されています。
今回、固定式の機械でも外部で8時間くらい稼働させることができ、重さも2Kgと、なんとか外に持ち出すことができるぐらいの重さのモバイルバッテリーを購入してみました。
これがポータブルデジタル無線受信システムだ!
あとは行動のするのみ、早速機械とモバイルバッテリを購入。
購入したバッテリーはサンワダイレクトのモバイルバッテリー、大容量23000mAhの700-BTL017BKというモノです。
適当なポーチに機械とバッテリーを収納し、外に持ち出せるようにしてみました。
無線機本体が1.5Kgでバッテリー1Kgで、合計2.5Kg。トホホ。
新しいハンディタイプの機械だとこれが多分0.5Kgぐらいになるはずなんで、早く発売されないかな。
イベントで受信してみた
早速、毎週行っているJリーグの試合にシステムを持ち込んでみました。
何が聞こえるかなあ・・・
聞こえてきたのは、チームスタッフの無線ばかり。
その内容も、アナログの時と全く同じ内容ですごい情報が聞こえるわけではありません。
もっと、ナイショな内容が聞けること期待したんですけどね。
総務省の無線局情報検索サイトなどで調べて見ると、Jリーグチームで無線機を持っているチームが少なくなっているようです。
コーチと監督の通話とか、戦術に関する通話とかが聞こえるかと思ったんですがガッカリです。
もう少し様子を見て見たいと思います。