埼玉県小児医療センター内のお菓子屋さんでボランティア中

最近、埼玉県小児医療センターの2階にある「お菓子屋マーブル」というお店で販売ボランティアをさせていただいています。
このお菓子屋さんは、クッキーを中心に埼玉県内の福祉事業所が作っている製品を販売しているお店です。
この販売店を運営する「NPO法人クッキープロジェクト」の方々と、アルディージャの手話応援ボランティアでの縁で知り合いになることができ、今回は自分から是非ボランティアをしたいということでお願いして働いています。
週1回程度ですが、初めての病院内での勤務で、様々な経験をさせていただいています。

子供と付き添いの親と接する

小児病院ですから、患者は子供。そして、必ず親が付き添っています。
子供は、あんまり我慢することがないので、痛いものは痛い、嫌なものは嫌、というストレートな反応が見ていて新鮮です。
それに対して親の反応は、それこそ千差万別です。
大変そうな顔、子供の病気という難局を笑顔で乗り切ろうとする人、無口な人、能弁な人。
ただ、どの親も、子供が心配で心配でたまらないという感じなのは共通しています。
そして皆さん、子供の病気をなんとかして乗り切ろうという、強い意志を感じます。
やっぱり、親というものは特別な存在ですね。

生まれて初めて男の子に抱きつかれてしまった

きわめつけは、案内ボランティアがいなくなってしまった夕方、母親と一緒に姉の診察の付き添いで来た幼稚園の男児。
ちょっとした行き違いから病院内で迷子になってしまい、相当不安な思いで病院内をうろついていたところ、唯一話しかけられそうな男性として自分を見つけたようです。
店の中のレジカウンターの中にいる自分にまっすぐに駆け寄って来て、泣きながら何かを訴えかけます。
自分もこんなこと初めての経験で相当パニックを起こしましたが、周りの人の協力で、なんとかその男の子を家族の元に返すことができたのでした。
本当も、幼稚園ぐらいの男の子に抱きつかれるなんて初めての経験で、もうどうしたら良いのか、こっちがパニックしてしまいました。
周りの方は聞き取れたその男の子がしゃべっている言葉が、自分は全く理解することができませんでした。
良い体験をしました。

ボランティア体験で勇気をもらっている

最近は、子供への虐待報道が増えています。
でも、小児病院に勤めていると、親たちが力を合わせて頑張っている姿を見ることができます。
そして、その頑張っている姿を見て、こちらもまた、自分の人生を頑張って生きていこうという気持ちになります。
本来は患者さんやその家族を助けるためにボランティアをしているわけですが、こちらは患者さんやその家族から勇気をもらっています。

お近くにお寄りの際は是非「お菓子やマーブル」へお立ち寄りください

小児医療センター内にある販売店ですが、一般の人も立ち入ることができる場所にあります。
お近くに来た際には、是非お立ち寄りください。

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